カテゴリ:13ton project( 15 )

13ton Shay ' REAR TANK '

リアタンク(リアバンカー)です。 

基本的な組立は、位置が決まる様に設計されており、簡単です。ここでは、いくつかの追加工作とディテールについて記します。
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【ウッドバンカーのリベット】

今回のタイプは、火の粉対策煙突と薪焚きの「ウッドバーニングタイプ」です。

リアバンカーには、薪を沢山積める様にするための3段柵が付きます。

エッチング板の裏面に小さな凹みがあり、リベットを押出すことが出来ます。
細かな作業になりますが、是非トライしてみてください。ゴチャゴチャ感wが増し、愛着も増します。

木製のものもあったようですので、カスタマイズが楽しめる部分だと思います。

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【固定金具】

前後左右計4カ所の固定金具で、リアタンクは床板に固定されています。

作例は、往年の乗工社が出していたドロップ製のパーツを使用しました。
棒状のブロックに4つ並んだ部品を、糸鋸で削ぎ切りして使うアレです。
一見、何に使うかが判らないパーツだったために、二足三文で虐げられていました。

背面の金具は、砂箱の脚の間に入り込むため、省略しました。

特徴は、機関士側の1個が、内側にオフセットしている点でしょうか。
エンジン側の乗り降りが多く、つまずき易かったからではないかと想像しています。

こんな妄想wもシェイの楽しみです。

【タンク手摺】

水タンクに付く手摺は、止水性からか、上下がU字型の形状をしています。
エッチング抜きの精密で、寸法も一発で決まるパーツが入っていますが、ここはグッと我慢して0.3mmの洋白線から自作しました。

d0313412_1461515.jpg【バルブハンドル】

水タンク完全に空にする際に使用する排水バルブ(これは下部に付きます)のハンドルです。
タンク上の左右2カ所に付きます。

パーツは、こんな時のために温存しておいたPSCのパーツを使用しました。

要望が多ければ製品化されるかもしれませんね。

このバルブハンドルは、古くはダックステンダーでも、表現されており、ハンドレールノブと真鍮線で自作も出来ます。
ロストよりも、すっきりシンプルに仕上がると思います。

上の写真の段階まで、上板を本体側板に取付けないで作業した方が、上面パーツを取付易いと思います。

【給水口のかさ上げ】

ウッドバンカーに薪を高く積むと、給水口が薪に埋まってしまうため、給水口のかさ上げがされた機を見かけます。

そんなストーリーに魅かれて、写真後に柵の高さまで、3mmパイプをかませて、かさ上げをしました。

まん中の画像はかさ上げ後ですが、良く見えませんね。
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by shayloco | 2015-05-02 00:00 | 13ton project

13ton Shay ' main frame '

メインフレームです。
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ランボード板(上板)とそれを支える下フレームを重ね合わせる構成です。
ここでは、重ねたものをメインフレームと呼びます。
仮止めネジなどの配慮がされており、組み易いと思います。

下フレームは、Iビーム部分を折り曲げる設計になっており、出来れば、全長に渡ってしっかり咥えて、一度に折り曲げると良いと思います。
ボクは、甘く見て2度に分けて少しずつ曲げたら、後の調整が大変でした。

シェイのフレームは走行には(極端に歪んでいなければ)関係ないので、それ程神経質になる部分ではないのですが、まぁキチッと出来ている事にこしたことはありません。


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説明書にも記されていますが、端部は少し浮く設計です。
画像を参考にノッチ部分に少しエクボが出来るくらいを目安にしてください。


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フロントビーム、エンドビームは、ロストワックスの一体ものです。

カプラー受を先に付けておき、その後に、(上板とフレーム重ね合わせた)メインフレームにイモ付けしました。
タブなどが無いので、慣れないと、ちょっと大変かもしれません。

各ビームを、ひっくり返しても直角に立つように、上面の湯口をキチンとヤスリ処理します。

その上で、画像のような補助ブロック(あて板)をCクランプ等で固定して、ハンダ付けしました。

このキット、一般的な80~100Wクラスのハンダコテでも良いのですが、熱容量の必要なロストや挽き物が多いので、小型のバーナーなどを使うと作業性が良いと思います。
ボクは、バーナーを使用しました。(慣れるまでチョッとコツがいりますが。)

この他、1.4mmのタップが必須になります。
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by shayloco | 2015-04-30 07:00 | 13ton project

13ton Shay ' ENGINE '

メインフレームに行く前に、エンジンを工作しました。
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説明書の順序とは前後しますが、黒染めの工程上先に進めています。

【タンブリングシャフト(tumbling/動軸)の自作】

今回のエンジンでは、省略されているタンブリングシャフトロッカーアームを自作して追加しました。
と言っても、適当な帯材に穴を空けて通すだけです。バルブギャ(エキセントリックロッド)側は、小さな割りピン形状のリンクです。Nゲージ用の配管留めを転用しました。

タンブリングシャフトロッカーアームの軸は説明書では、0.4mmと指定されていますが、太めでしっかりした感じを出すために0.5mmの洋白線を使っています。

この段階では、シャフトは固定しないで、操作アームごと回転するようにしておきます。(後でバルブギャを組み込むために。)

【ドレイン配管】

ドレイン配管は、エッチング抜きで細いので、ハンダ付けはちょっとデリケイト。あらかじめハンダメッキしておいてエンジン側から加熱するとサッと流れます。(最初に付けました。)

中央のブリッジ2本は、組立後切除ですが、下の1本は、ゴチャっとした感じを出すために残しました。上から見る模型では、シャフトと重なりますし。
切除は、面倒でも糸鋸を通すと配管部分が歪みません。

下のリンク先のエンジン等、シェイのドレイン配管は、様々ですので、ちょっと大変だったら省略してスッキリさせるのも手かもしれません。

【ドレインレバー】

シリンダー横に付くのがドレインレバーです。一本棒ですが、キャブ側に腕を付けるとシマリます。

ロッカーアーム、ドレインレバーともに、キャブ内の操作アームとリンクされます。
この辺りのクリアランスは微妙で、この後、調整が出て来るかもしれません。人柱ですw。

エンジンについては、昨年の11/28の記事も参照してみてください。
http://shay.exblog.jp/21342761/

最後にクランクケースの側面を軽くヤスっておきます。クランクシャフトの両脇につくエキセン部とのアタリをスムーズにするためです。

※ロッカーアームの名称についてrailtruckさんから、ご指摘がありました。当時のシェイのカタログを参照してタンブリングシャフト(tumbling/動軸)と改めました。画像は、そのままです。
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by shayloco | 2015-04-29 07:00 | 13ton project

13ton Shay ' TRUCKS '

組立の際、気をつかった点、カスタマイズした点を中心に、記していこうと思います。1回めは、台車まわりです。
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ギヤードロコの場合、台車やエンジンの動きのある部分は、黒染めもしくは塗装しながらの組立が良いようです。

今回の製品は、よく考えられた構成で、簡単に組み立てられます。余談ですが、車輪もずっしりとしたしっかりしたものが入っています。

内側台枠の組立は極めて簡単ですが、ポイントが1点。
押さえ板が落とし込みになっているので、ハンダ付けをする際に、裏側から流さない方が良いようです。

また、アーチバー台枠を支えるボルスター部がエッチング板なので、根元の補強も兼ねて上からタップリのハンダが適当だと思います。

詳細は、写真に書き込みましたので、参考にしてみてください。

ちなみに台車は、ギヤ側を、油で黒っぽく、裏w側(エンジン逆サイド)は少し錆っぽい感じで、茶色っぽく仕上げています。
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by shayloco | 2015-04-28 07:00 | 13ton project

13ton Shay 'first impression'

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13tonシェイ、いよいよ秒読みです。今回、設計とデザインの監修させていただいた事もあり、少し先行してレポートさせて頂きます。

試作パーツを含め、一望した第一印象は、その密度感でしょうか・・・

オールブラスの構成は、やはり作る心を刺激する様に思います。
組み易くなるように様々な工夫がされたパーツや、丁寧にプレスされたコールバンカーなど、作る人への配慮が随所に見られます。
パーツ点数と、その内容に、抑えられた価格とのギリギリの拮抗が感じられます。

d0313412_0481596.jpgまずは、ロストワックスのパーツを脱脂と黒染め準備のために、洗浄器にかけました。

先行パーツもあり、湯口等はそのままです。

洗浄のメリットには、ハンダを流れ易くなる効果もあり、僕はどちらかと言うと、こっちを重視していいます。



おそらく、手の早い方に、追い抜かされてしまうと思いますが、集中的に工作レポートしていく予定です。
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by shayloco | 2015-04-27 07:00 | 13ton project

13ton Shay ' package '

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今回の製品、キットの箱には完成品も入ります。というわけで、箱とラベルもちょっとデザインしたものを、との経緯から、パッケージデザインが進行中です。

以前、箱についての意見を多く頂いた中で、ボックスアートと言われる「箱絵的な何かを」とのコメントが多くありました。

そこで、切り絵もしくは版画調のメリハリのあるものを作画しました。

煙は、黒岩保美さんの筆致を継承。
学生時代、その画風に魅かれ何点かの作品をお送りし、指南を受けたのは、四半世紀以上前のことになります。
黒岩さん、水彩だけでなく、蔵書票などを木版画でも作られていました。
そんな黒岩さんへのオマージュと鉄道の表現史も入っているのです。

ちょっと力の入った初稿には、某ヒゲ氏wから「細か過ぎぃ〜」のダメ出しがあり、泣く泣く作業を重ねたものが、もう少し線を整理した上のものです。この後、ヒゲ氏の手にかかって、どうなるかは神のみぞ知るwです。

初稿は、twitterのトップ画像に、重連でおいておきます。

13ton SHAY、早々に限定数に達し、再生産の準備中です(150412)。
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by shayloco | 2015-04-14 21:40 | 13ton project

13ton Shay ' Coming Soon '

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先日のスワップミート同窓会で展示された試作機です。
「可愛らしいね」の一言が自然にもれてくる、そんな第一印象を皆さんにもって頂きました。
こちらは資料とアーでもないコーでも無いだけ、やはり、設計から形にしきるまでのトーマさんの力は、卓抜したものです。
課題は色々とあるものの4月末の発売に向けてラストスパートです。

基本構成は、トーマさん初のオールロスト、全部ハンダで組み立てられます。これはボクのコダワリというより、トーマさんの新展開。箱も完成した模型が入る化粧箱になります。

煙突をもう少し低くとか・・・などのカスタマイズを含めた組立ながらのレポートを、近々始める予定ですので宜しくお願いします。

ダックスとの2ショットはこんな感じ↓です。
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早く、木曽のボールドウィンと並べてみたいですね。
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by shayloco | 2015-03-30 22:31 | 13ton project

13ton Shay ' Temporarily assembled '

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走行の確認が終わって、ひと山越え、次の段階へ進んでいます。

構成は、エッチング、挽き物、キャストパーツの一般的な組合わせです。画像は試作パーツを仮組した状態です。
細かなパイピングはこれからですが、緻密感が増す前ですが、引き締まった足回りと、バランス良くまとまったキャブ、ボイラー。時間をかけて詰めて来た成果が実る段階です。

「これは良いものになりそう」という予感がします。
斜め後ろのカットは「アメリカ型は後ろ姿が美しい」というトーマさんのこだわり。
下に敷いたイタズラ書きは、箱絵orラベルのスタディです。
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by shayloco | 2015-03-11 22:00 | 13ton project

13ton SHAY project ” test run ”


試作中のHOn30 13ton SHAYの走行状況です。
ぐるんぐるん回るユニバーサルジョイントやチョコチョコと動くバルブギヤがアクセントです。通過カーブは、エンジン外側でR=180前後。設計は150ですが、諸条件が累積して180、腕自慢の方はぜひ150にトライしてください。
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by shayloco | 2015-02-24 02:31 | 13ton project

13ton SHAY project ” lostwax parts”

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走行の確認のため、足回りのパーツが先行して出来上がって来ています。

3Dで細かな確認を行ったエンジン部分は、繊細なディテールをもつ質感の高い仕上がりです。このエンジン本体にクランクシャフト、エキセントリックロッドなどのパーツが組み込まれ更に緻密さが増して行きます。
形状的に物足りない乗工社のシェイの置き換えパーツも視野に入れています。
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d0313412_2184924.jpg走行のメカニズムは、組み易く抵抗の少ないエッチングフレームで安定した走行を確保。

シェイの台車は左右が異なるので、2種×2の構成です。

台車のディテールは機構をきちんと押さえた上での省略(模型化)を行っており、図面から形だけを抽出したものとは一線を画しています。


次回は集電についての予定です。
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by shayloco | 2015-02-22 02:04 | 13ton project



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